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【草莽安城】
活動分会:安城市自治基本条例の
ありかたを考える市民の会

「安城市自治基本条例に関するアンケート」は終了しました

小冊子「自治基本条例に騙されるな」プレゼント実施中!!【詳細】

晴夫

Author:晴夫


活動方針【詳細】
一、安城市自治基本条例の廃止を含めた見直しを求める活動を進めます。
二、安城市自治基本条例による安城市および市住民への悪影響や被害を防ぎ・減らすための活動を進めます。
三、地域の問題に関心をもち、町内会活動など身近な地域の活動に参加して健全な地域社会の維持と活性化に協力し、地域の声を行政や市議会に届ける一助となる活動を進めます。

当会の活動や安城市自治基本条例に関する皆様のご意見・ご感想をお寄せください。
また、当会の活動方針に賛同し、共に活動して下さる方がおられましたら、是非ご連絡ください。
あなたの賛同できる部分だけの活動でも構いませんし、空いた時間を利用しての少しの活動でも大歓迎です。
皆様のご意見・ご協力が市政を変える力になります。お気軽にご参加ください。
連絡先:このブログのコメント欄・下部メールフォームにメッセージを入力していただくか、
受付担当:事務局(林)
Eメール:nipponbare527@gmail.com
電話:090-2896-2845
までお願いします。

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~前文~ 安城市自治基本条例逐条指摘
晴夫です。

安城市自治基本条例について、その問題性・危険性の指摘を、条を追っておこなっていく、「逐条指摘」を試みてみたいと思います。
とはいえ、私たちの限られた知識と時間とでは、指摘できることにも限りがありますので、各条文について、または私たちの指摘について疑問に思うこと、不満または不安に思うことがありましたら、コメントをいただいたり、メールフォームからご意見を送っていただいたりして、皆様のご意見を取り込みながら適宜、記事に修正・追加を加え、内容を充実させていきたい。と、当会では考えております。皆様のご意見をお待ちしております。

と、いったところでまずは、『安城市自治基本条例』その『前文』から紹介します。


【安城市自治基本条例】
前文
 私たちのまち安城は、先人の開拓者精神により碧海台地に引いた明治用水の豊かな水にはぐくまれ、かつては日本デンマークと呼ばれるほどの農業先進地として知られ、また、恵まれた地理的条件から都市化・工業化も進み、農・工・商バランスのとれたまちとして発展してきました。
 私たちは、この豊かな水と田園風景、進取の気風や共存共栄の精神など、先人が築き、たゆまぬ努力によって守り育ててきた誇りや財産を大切にしながら、おとなも子どもも個人として尊重され、だれもが幸せに暮らし続けられるまちを創造し、未来を担う子どもたちに引き継ぎたいと願っています。
 そのためには、私たち一人ひとりが、自ら考え行動する自立した市民として、また、まちづくりの担い手として、助け合いながら協働することが必要です。
 私たちは、市民が主役の自治の実現を目指し、ここに、安城市自治基本条例を制定します。


【安城市自治基本条例逐条解説による解説】
 前文は、自治基本条例の趣旨を明確にするために設けるものであり、この中で、条例制定の背景、目指すべきまちづくりの理念とその手段、制定の決意等についてわかりやすく定めています。
 第1段落では、先人の開拓者精神により碧海台地に引いた明治用水の豊かな水や恵まれた地理的条件によって、安城市が今日のまちへと発展してきた過程について説明しています。
 第2段落では、安城市がどのようなまちを理想としているかということについて定めています。
 第3段落では、前段落で掲げた理想とするまちの姿を実現する手段として必要なことを明らかにしています。
 第4段落では、自治基本条例を制定する決意について宣言しています。


【参考】安城市自治基本条例逐条解説(PDFファイル)



【当会の指摘】
 晴夫です。
 まず最初にお話しておかなければならないのは、私は、安城市自治基本条例の廃止を求めて活動を始めたワケなのですが、かといって、「地方自治に住民が参加すること自体がいけない」と考えているワケではありません。むしろ、町内会活動や市議会議員との意見交換、あるいはボランティア活動やNPOでの活動などを通じて、住民の意見を議会や市へ伝えたり、住民の協力を取り入れて市の自治内容を豊かにしていく取り組みは、必要なことであり、良いことであると考えています。しかし、それは個別の制度や条例などで適切に充実させていくべきものであって、「自治基本条例」のような、市民間の対立をあおり、地域社会を混乱させ破壊させてしまうような危険な理念条例をつくって行うことでは無い。と、考えているのです。自治基本条例の何が危険かということについては、この逐条指摘の試みの中で浮き彫りにできるのではないかと考えていますが……

 さて、前文ですが、これは、「安城市自治基本条例を考える市民会議」、通称、「あんき会」の皆様が苦労して考え、お決めになったもので、安城市の歴史と特色、市民が目指すまちづくりの理想などが盛り込まれた内容になっています。
 「あんき会」は、平成19年12月から平成21年の7月まで、足かけ1年7ヶ月わたり、23回の会合をもって、前文のみならず安城市自治基本条例の内容全てについて、安城市民有志の方々が話し合いをもたれ、条例をつくりあげていった取り組みであったようです。
 「あんき会」は23回全てが平日に行われていますので、家庭や仕事をもつ社会人であれば、なかなかこれに参加し続けることは大変なことであったと思いますが、参加者のみなさんは、「市民参加を推進する良い条例をつくって、安城市を良くしたい」という情熱と誠意をもって、条例作成作業にあたられたのであろうと私は思っていますし、私自身はあまり地域活動に参加してこなかった人間ですので、「あんき会」の皆様のように地域活動に熱心に取り組まれる姿には、純粋に敬意を抱きますし、すごいな、地域のために、ありがたいな、と、率直にそう思います。※1(ただし、市民メンバーの皆さんは選挙で選ばれたワケではありませんから、彼らが『市の憲法』とやらの作成にどうして関わることができるのか?、彼らの意見が住民の意見を代表するかのように扱われるのは何故なのか? そこにどのような理屈と正当性があるのか? という部分に関しては非常に疑問ではありますが)。
 憎むべきは、このような真面目な一般市民の参加者たちの市民活動への善意と情熱を、「自治基本条例」という地域社会を破壊する陰謀ともいえる条例づくりに、「市民がつくった」という名分を付け加えたいがために利用するという、この条例を仕組んだ人間達の悪質さである。と、私は思っています。

 実は、全国の、300近い自治体で制定されている「自治基本条例」などの、「地方行政への市民参加」をうたう条例の内容は、驚くほど似通っている、というより、条例作成のためのマニュアルが存在し、条例の内容は要するに市の名前と前文の内容さえ変えれば、ほとんど同じようなものができあがるというまでにパターン化されているのです。以下の動画を、それぞれ10分間ほど、ご覧下さい。






上の動画では、「自治基本条例のつくり方」なるマニュアル本が存在すること、下の動画では、そのようなつくられかたによって、各地でパターン化した条例がつくられ、共通の問題点、言い換えれば、『共通の意図』をもって、全国各地にパターン化した条例がつくられつづけているという不気味な状況が報告されています。

 そして、安城市自治基本条例の『市民案』を作成したとされる上記の「あんき会」においても、このパターン化した条例作成過程に見事に当てはまっていることが見て取れるのです。
 「あんき会」の場合、最初の3回くらいまでは、「安城市の特色を把握する」作業が行われ、いかにも、安城市の良いところを伸ばし、足りないところを補う「独自の条例」をつくる意欲にあふれた雰囲気が、資料からも伝わってきます。
  ○「あんき会」第2回資料:「自治基本条例に期待すること!」(PDFファイル)
             :「安城市でわたしがたいせつにしたいこと!」まとめ(PDFファイル)
  ○「あんき会」第3回資料:検討結果「なったらいいな!こんなまち」まとめ(PDFファイル)

 ところが、これが5回、6回目あたりから、他の市の同類条例の条文構成の比較や、条文そのものが例として示されるようになります。
  ○「あんき会」第5回資料:自治基本条例構成比較(PDFファイル)
  ○「あんき会」第6回資料:自治基本条例要素比較(PDFファイル)
              :他市の自治基本条例(豊田市、大和市、飯田市)(PDFファイル)

 極めつけは、第6回の資料である、「条例づくりの手引き」(PDFファイル)です。これ以降の「あんき会」の作業は、「手引き」や「ホネグミ」に沿って、他の市の条文その他の資料から当てはまる言葉を選び、用語や条文の並べ方を考える作業になってしまっていると、公開されている資料から私は感じます。

 
 結局のところ、「あんき会」の初期、第1~3回目くらいに、参加した一般市民の皆さんが意欲的に出していた「安城市の独自性」を表すような条文は、第13回の「条例素案のたたき台」(PDFファイル)や、第17回までにまとめられた「安城市自治基本条例素案」(PDFファイル)といった段階を踏むにつれて段々みられなくなり、法的には拘束力をもたない『前文』に、「安城市らしさ」は全て追いやられてしまっていることが見て取れます。
 「自治基本条例」の『市民による』作成作業が、結局、一定のパターンにキレイに嵌(はま)った作業になったというのは、考えてみれば当然で、「あんき会」の市民メンバーというのは条例作りの専門家でもなんでもないのですから、他市の例や、手引きのようなものを与えられれば、いくらそれは『参考』ですよといっても、なんとなくそれに沿って作業が進んでしまうというのは当たり前、仕方の無いことだと私は思います。そこで独自の条文を紡ぎ出せるシロウトなんているわけないのです。
 また、「あんき会」には市民メンバーの他に、市職員のメンバーも含まれていますから(参考:安城市自治基本条例を考える市民会議 名簿:PDFファイル))、彼らがアドバイスしたり、または明確な意図をもって上手に議論を誘導したりという場面もあったのではないかと思います。市の職員にとっては市民会議も仕事ですから、当初の目論見からあまり外れたものが提案されるのも具合が悪いでしょうし、何より、「パターン通りの条例」が出来上がった方が、後で色々と都合が良いでしょうから・・・・?
 実際、「あんき会」でつくられた「自治基本条例素案」にしても、最終的には役所側の「安城市自治基本条例策定審議会」において、これまたさらに定型にはめられて改変されています。
 どういう条例をつくるのか?は、市役所の中では最初からほとんど決まっていたのでしょう。


 とにかくこのようにして、1年半を越える時間をかけ、安城市一般市民有志の善意と情熱と誠意が注がれ、また、少なくない公費が使われた(まさか市職員は無給で参加していないでしょうし、資料などを作ったのも結局職員でしょう)「あんき会」による『自治基本条例素案作成作業』は、市民メンバーの苦労の結晶であるものの、法的拘束力をもたない『前文』と、マニュアル通り、パターン通り、同工異曲ならぬ「同工同曲」といって差し支えない『条例本体』とをつくりあげたワケです。
 この条例を安城市につくろうと、役所の誰が目論(もくろ)んだのかは私は知りませんが、結局のところ、「あんき会」の存在と役割は、「市民が主体になってつくった条例です」という大義名分というか、「条例誕生の物語」を得るためだけのものであり、条例の内容なんて最初から決まっていたのだとしか私には思えませんし、動画で報告されている全国各地で見られるパターンに、安城市も「あんき会」も、きれいに嵌(はま)っているという結論しか私には見出せません。
 
 「自治基本条例」は、ひとことで言えば、「価値観を統制する条例」です。この条例には、多様な考え方を受け入れる素地はそもそもありません。主張の強い者・行動する時間や余裕のある者が、選挙による民主的手続きを経なくても、主張しない者・家庭や仕事があって行動できない者を抑え付けて要求を通すことが可能になる条例なのです。
 条例がつくられて3年、その実害が目に見えて出ていないのは、単に、「まだその段階では無いから」に過ぎませんし、また、この条例は社会という健康体を侵すガン細胞のようなもので、「目立たないように自治体の中に侵食し、はびこる」というのが特徴というか、そのようにつくらているのですから、多数の住民が気が付かない(場合によっては市長や、議会も気がつかない)うちに、市政のすみずみにまで影響していくのです。
 それが証拠に、全国でも、安城市でも、自治基本条例に連動する問題条例(「議会基本条例」や「市民参加条例」など)が続々と制定され、また議会で審議されているなど、「自治基本条例というガン細胞」の、『全身への転移』は着実に進んでいるのです。多くの人が気が付いたときにはもう遅い、「その時」は着実に近づいてくるのですから、早期発見・早期治療が大切なのです。
 
 そんな危険な条例をつくるために、「みんなが主役になれるまちづくり」あんき会第1回資料(PDFファイル))などという、条例の真の目的や実態とは真逆の甘言を弄し、市民メンバーが真剣に地域を思う善良な心につけこんだ、いわば安城市民を騙したに等しいこのやり口には、私は悪意しか感じません。
 私はこの条例の廃止を求める活動をするために、自治基本条例の前文も条文も何度も読みますが、「あんき会」市民メンバーの情熱のこもった、この前文を読むたびに、悲しく、とても悲しくなるのです。


※1:平成25年12月5日加筆
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安城市自治基本条例逐条指摘 | 23:20:05 | トラックバック(0) | コメント(0)
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